皆さんこんにちは!
京都市北区にあります MORIピッチングラボ 代表の森です。
今回も野球のピッチングにおけるヒントやコツになることをお伝えしていきます。
今回のテーマは野球肩、野球肘になった時のすぐにやるべき対処法、やってはいけない対処法についてお伝えします。
皆さんも当てはまりませんか?
当院には沢山の野球肩や野球肘の選手がご来院されるんですが、特に多い共通点が
1、痛みを我慢しながら投げ続けている
2、痛みが出ないフォームを自分で探して投げ続けている
です。
特に2、痛みが出ないフォームを自分で探して投げ続けている選手というのは非常に治りにくくなったり、長期化する恐れがあります。
最悪の場合イップスみたいに、投げ方がわからなくなってしまう恐れもあり、さらに長期化する場合もあります。
痛みが出たら「普通休むだろう」と思う方が多いと思いますが、意外とこのご時世でも痛みを我慢しながら投げているというケースがやっぱりまだまだ沢山あります。
昨今、投球制限や球数の問題というのが議論されるようになってきたんですが、やっぱりプラットホームとして痛みが出てきたときに親、監督、コーチなどに相談しやすい環境を作ってあげるということが大切だと思います。
私が一番危惧しているのは、痛めたときに痛くない投げ方を自分なりに探していくことです。
専門家やその道のプロの方に聞いてフォームを強制するのならいいんですが、自分なりに、あぁじゃないか、こうじゃないかと模索しているうちにどんどん投げれなくなってしまうということです。
大体上半身に意識を持って治そうとする人が多いです。
肘の高さを変えてみようとか、テイクバックのやり方を変えてみようとか、上半身に重きを置いてフォームを改善しようとする。
フォームを改善するには下半身からの連動が大切なのでそういったところに注目して治そうとするならまだいい方ですが上半身だけで小手先だけで治そうとするとよくならないケースが多いです。
肩や肘が痛くなったとき何をしなければいけないのか
肘や肩が痛くなった時に大切な対処法は上から大切な順番に
1、投げない
2、睡眠
3、ケア【温める、ストレッチ(肩、肘、手首、股関節)】
です。
1、投げない
肩は使いすぎることで疲労がたまり、炎症を起こしているので投げないことが大前提です。
痛める原因はシンプルで、筋肉の疲労が原因なんです。
疲労により100パーセントの筋力が使えなくなってしまっているんです。
治療でも必ず力がどのくらい入っているのかを検査するんですが、ほとんどの方が投球測(利き腕)が秘湯急速に比べて力が入りにくくなっているんです。
ほぼ100%の方が筋出力が落ちているんですね。だからまずは疲労を回復させることが大切なんです!
2、睡眠
睡眠が本当に大切です!睡眠不足になっている時は筋出力が落ちて痛めやすいんです。
3、温める、ストレッチをする
投げた直後はアイシングがいいんですがそれ以外はお風呂によく浸かるなどして温めてあげて、そのうえでストレッチをしてください。
直接痛みに関係のある肩や肘だけでなく、手首が硬くなってしまうと肩や肘を痛めやすいですし、股関節の硬さが出てしまうと上半身に頼った投げ方をしないといけなくなるので、手首、股関節のストレッチもとても重要です。
多くの痛みはこれらの対処法でスムーズに回復することができます。
最初の段階で気を付けていれば防ぐことのできる痛みというのが沢山あります。だからこれらのケアをしっかりすることで本来であれば治すことができるんですね。
まとめ
今回は野球肩、野球肘の痛みの対処法と間違った対処法についてもご紹介しました。
まずは選手が相談しやすいプラットフォームを周りの人が作ってあげる。
そのうえで、ケアをしていくのが大切です。
痛みのない投げ方を自分で探すのではなく、お医者さんや専門家の方に相談するのが大切です。
今回の内容も動画で分かりやすく紹介していますので、参考になさってください。
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