通用しなかった高校時代

代表 森洋人
鹿児島県の沖永良部島の出身。
野球少年だった私は甲子園を目指し、レベルの高い本土の樟南高校に進学。
体が小さく非力だった私は、かなりの無理を重ね、ある日肩を怪我してしまいました。
トレーナーや治療院の先生のサポートもありなんとか練習を続け、2005年の夏に念願の甲子園に出場。
野球での進学は断念し「自分と同じくケガで苦しむ人を救いたい」との思いから治療家、トレーナーの道を志ました。

ケガを繰り返す子供たち

3つの国家資格を取得し、治療の現場に立つようになった私は、野球で怪我をする子供の多さに驚きました。
また治療して良くなっても、また痛めてしまう子供もいて、「治療の技術が足りないのでは」と悩みました。
そんなときに出会ったのが、多くのプロ野球選手の治療や指導をおこなう師ともいえる先生です。

師との出会い。個性、体の使い方の大切さを知る

選手の個性を見極めておこなう師の治療は、投げ方の指導だけで痛みを治してしまうことも。
「正しい投げ方」ではなく「人それぞれに正解がある」という教えに私は衝撃を受け、師のもとで学びを深めました。
それからは治療の技術だけでなく、選手の個性、それぞれの感覚に合わせた体の使い方を学び、再発を繰り返していた選手もどんどん良くなっていきました。

夢を断たれた高校球児との出会いで開業を決意

夢を断たれた高校球児との出会いで開業を決意
ある夏、地元に帰省した際、肩をケガしてプロの道を断たれた高校球児に出会いました。
一度だけ機会をもらい治療すると「こんなに肩が動いたのは久しぶりです!」と涙ながらに喜んでくれました。しかし時すでに遅く…。
「もっと早くに出会っていれば…」そのときの悔しさは今でも忘れることができません。
世の中には適切な治療や指導が受けられずに困っている選手がたくさんいると気づいた私は、2014年に京都市北区で整骨院を開業。
同時に、普通の病院や整骨院ではできない専門的なピッチング指導をおこなうMORIピッチングラボを設立。

ありがたいことにこれまで2000人以上の選手、子供のピッチング指導に携わり、現在は地域で教室や、他府県からも講座の依頼などをいただけるようになりました。

研究の末、ケガをする子の共通点を発見

研究の末、ケガをする子の共通点を発見
ピッチング教室をしていると、きれいな回転でボールを投げられない子供がたくさんいて、ケガするのは決まってそのような子供たちだと気がつきました。
「この事実をなんとか解明したい!」
そう思った私は当時日本ではまだ普及していなかった、最新のピッチング計測機器を導入し実験を重ね、ケガをする子供には共通点があることを突き止めました。

子供たちをケガから救うことが私の使命

子供たちをケガから救うことが私の使命
この事実をより多くの人に知ってもらい、そして子供たちをケガから救うことが私の使命だと考えています。
その思いから現在はピッチング計測会を開催したり、オンラインでできる投球フォームの解析などの取り組みも始めました。
まだまだ道半ばですが、子供たちの将来を本気で考える皆さまともにこの活動を広げていければと思っております。
MORIピッチングラボ1
MORIピッチングラボ2
MORIピッチングラボ3