皆さんこんにちは!
京都市北区にあります MORIピッチングラボ 代表の森です。
今回も、野球のピッチングにおけるヒントやコツになることをお伝えします。
今回のテーマは「野球選手に必要な下半身のストレッチ」です。
今回は、ストレッチの方法をまとめました。ピッチャーでもバッターにも必要な下半身のストレッチです。
実は下半身、特に股関節の可動域が大きくなるだけで使える筋肉が増えるので、その分球速がアップしたり、打球が強くなったりします。
下半身の柔軟性がないだけでこれらのパフォーマンスを落とすのはとてももったいないことだと私は思います。
野球選手はぜひ今回のストレッチを参考にしてパフォーマンスを上げてください。
股関節の回旋系のストレッチ『動画解説あり』
股関節の外旋ストレッチ
下の脚は三角に立てて、そこに上の足をかけます。上の脚はなるべく開くようにします。
この状態で、体を前に持ってきます。上にのせている足のお尻の筋肉が伸びてきます。
特に腰に痛みや張りのある選手はこのストレッチをしっかり行ってください。
20~30秒しっかり伸ばしていきましょう!
下半身のストレッチは必ず左右交互に行ってください!左右同じぐらいの柔軟性になるように心がけましょう。
股関節の内旋のストレッチ
外旋のストレッチと同じポーズから始めます。下の脚は90度ぐらいです。
内側に倒し、上の足の重みでストレッチします。
硬い人は倒したときにお尻が上がってきてしまうと思いますが、なるべく上がらない範囲でやってみて下さい。
お尻があがらない範囲で倒した膝が床に近づくのがベストです。
左右やってみて硬い方は入念にするなどして、左右のバランスをとるようにしましょう!
股関節の内旋はピッチャーにとって、とても大切なので特にピッチャーの方は取り入れてみて下さい!
股関節の伸展のストレッチ1
股関節を伸展させるための腸腰筋を伸ばすストレッチです。
前の足を曲げて後ろの足を伸ばし、体を下かつ前に沈めます。股関節の前を伸ばす意識をしてください。
この時に腰が反らないように骨盤を立てるイメージでストレッチをします。
骨盤を前傾させて腰が反ってしまうといくらでも前に沈めることができてしまうのでご注意ください。
そして、必ず骨盤は正面に向けておいてください。これも左右交互に行います。
ピッチャーの方は歩幅の広さが取れるようになります。
股関節の伸展のストレッチ2
仰向けになり片脚を胸につけるように抱えます。
下に伸ばしている方の足が曲がってくると思うので、かかとを自分の真下に向かって蹴りつけるように押して、ひざを伸ばします。
下の脚は腸腰筋、上の脚は股関節を伸ばします。
足首のストレッチ
足首の柔軟性も非常に重要ですので、ぜひトライしてみて下さい。
まず正座になり、片脚の膝を立てます。
立てている方の足に前のめりになりながら、体重をかけていきます。
こうすることで、ふくらはぎからアキレス腱が伸びてくるのを感じれると思います。
正面から見て、ひざとつま先の向きは揃えます。
最近子供たちの中には、かかとを付けて深くしゃがむことができない子が多く見受けられます。
この深くしゃがんだ姿勢で、かかとを付けて後ろで手を組めるくらいの柔軟性は、スポーツ選手には必要です。
このストレッチは、この体勢も作りやすくなりますのでぜひ試してみて下さい!!
股関節の開脚のストレッチ
股関節の開脚のやわらかさは、上のレベルで活躍したいピッチャーにとっては必要不可欠です。
あぐらをかくような体勢で両足の裏をくっつけます。
足を上下にゆすったり、後ろから誰かに押してもらうのも効果的です。
体を前に倒し、股関節の付け根を伸ばします。
開脚系のストレッチをするときは、必ず骨盤を前傾させてください。
お尻をゆさゆさと体重移動すると、坐骨という骨が当たると思います。
その坐骨を地面につけたままストレッチします。
その状態から、片脚を伸ばし、開きます。
伸ばした方の足のつま先は上に向けておいてください。
届く方はそのまま足の指先を、届かない方は膝や足首を持ってください。
少し体を傾けますが、この時も骨盤は起こしておいてください。
これもやはり、左右差が出ないようにストレッチを行ってください!!
これが両方終わったら、両足開脚をします。
この時も、骨盤は起こし、つま先は天井に向けることに気をつけましょう。
出来そうな方は、そこから体を前傾させていきます。
苦手な方が多いと思いますが、少なくとも肘が地面に着くくらいの柔軟性は必要です。
本格的にピッチャーをしたい選手はおでこが地面に着くくらいの柔軟性が必要です。
まとめ
今回は野球選手に必要な下半身のストレッチをまとめさせていただきました。
どれも非常に大切なストレッチですので、ぜひやってみて下さい。
動画では実際にストレッチをしながらご説明していますのでぜひ参考になさってください!
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