みなさんこんにちは。
京都市北区にあります MORIピッチングラボ代表の 森洋人です。
今回は前回に引き続き、内司和彦先生に「縦巻き横巻き理論」についてお話をお伺いします。
前回は「縦巻き横巻き理論」についてその概要を解説いただきました。
縦巻き横巻き理論を簡単にいうと、人の体を右と左に分けたとき、片方は横に動かすのが得意て、もう片方は縦に動かすのが得意である、ということでした。
そしてこれは絶対的な法則で必ずどちらかがそうなっている、生まれつきで一生変わらないもの、であると教えていただきました。
前回の記事をご覧になっていない方はこちらを先にご覧ください。
プロの選手に「縦巻き横巻き」を当てはめると?
森)以前「縦巻き横巻き」についてお話を伺いましたが、今回はプロの選手に当てはめて解説していただきたいと思います。よろしくお願いします。
内司)はい、よろしくお願いいたします。
森)ではさっそくですが、あの大谷選手は「どちらが縦でどちらが横か?」教えていただけますか?
内司)大谷選手はですね・・・ズバリ、右が縦巻き、左が横巻の考えになります!
さらに言うと伸び族です。
森)なるほど!伸び族とは、前回お話した伸びやすい縮みやすいのお話ですね。
(伸び族、縮み族はまた次回のブログで解説します)
内司)そうですね。
それに加えて大谷選手はオーバースローです。
投げるとき右の股関節を上手に使って、体重がのっかっているはずです。
右縦巻きの方は、股関節から順番にはね上げるという特徴がありますね。
森)そうなんですね。縦巻きの方は腰から動作が動くという特徴があるんですか?
内司)ありますね。
それに大谷選手は投げるときに最後腕を伸ばす方向にギュッと力が入ってます。
森)なるほど。そうなんですね。
逆にピッチャーで縮み族な選手はいますか?
内司)少し年代が古くなるかもしれませんが、わかりやすい選手だと江川卓選手ですね。
江川卓選手は右が横巻、左が縦巻き、縮み族です。
ボールを指にひかっける感じで、縮みながらなげています。
森)よく叩きつけるように投げろとかいうようなかんじなんですかね?
内司)そうですね、大谷選手とは全く違うタイプです。
森)なるほど、伸びるタイプの選手であればリリースポイントを遠くに離すイメージですか?
内司)そうですね!その表現は非常に分かりやすいです。
伸び族の方は肘が伸びやすいので遠くに投げる特徴があり、縮み族の方は自分に引き付けるように投げる特徴があります。
森)選手によって特徴があるということですね。この事実はぜひ多くの人に知っていただきたいです。
今回は、内司和彦先生に縦巻き横巻きを実際のプロの投手に当てはめるとどうなるのか、またそれぞれに対応したリリースポイントについて解説してもらいました。
次回はいよいよ「伸び族・縮み族」について詳しく説明していただきます。
伸び族・縮族はそれを知るだけでも人生が変わるかもしれないくらいの大事なお話です。ぜひ楽しみにしていてくださいね。
今回の内容は動画でもご覧にいただけますのでぜひご覧ください↓