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皆さんこんにちは!

京都市北区にあります MORIピッチングラボ 代表の森です。

 

今回も野球のピッチングにおけるヒントやコツになることをお伝えします。

 

今回のテーマは「近い距離が投げれない理由について」です。

 

イップスでお悩みの方は、近い距離が投げられなくてお困りの方が多いと思います。

 

また、イップスでなくても近い距離が苦手、という方もいらっしゃるでしょう。

 

是非そのような方は参考になさってください!

 

イップスの原因は、身体的な面と精神的な面があります。

 

最終的には必ず身体的な問題に行き着くので、どちらにせよ身体へのアプローチは欠かせません。

 

そこで、今回は身体的な改善方法、要因に対してのアプローチをご紹介します。

 

結論は軸足に体重を乗せれていないということです。

 

軸足に体重を乗せれないということは、前足への体重移動が早くなってしまうということですね。

 

 

なぜ軸足に体重が乗せられなくなるの?

 

要因はいろいろありますが、メンタル面で言えば失敗の経験、極度の緊張などが挙げられます。

 

メンタルが原因になる場合

 

上手く投げられないときは対象物を両目で見ようとします。

 

投げる時になるべく早く投球方向を両目で、視野を広くしっかりと見たいんですね。

 

すると体の開きが早くなり、軸足に体重をしっかり乗せられなくなります。

 

このように、メンタル面からの問題でも身体的なものに繋がっていくんですね。

 

ケガや成長期が原因になる場合

 

ケガをして体を庇っていると、体重を乗せる感覚がずれてうまく体重を乗せられなくなる、ということも多くあります。

 

また、成長期特有の問題もあります。

 

例えばフィギアスケートのように、中学生の時はジャンプが飛べていたのに高校生になったら飛べなくなったなどです。

 

成長期で体が大きくなり、一時的に体をコントロールできなくなるんです。これは野球でも起こり得ます。

 

身体をうまくコントロールできずに、体を軸に乗せる感覚がずれてしまう。

 

コンディショニングの問題

 

極度な疲労や睡眠不足、過度なトレーニングなどによる筋出力の低下など、コンディショニングの問題もあります。

 

こういった要因から、軸足に体重を乗せられなくなり、前足への体重移動が早く起きるようになります。

 

軸足に体重が乗らないと近い距離が投げられない

 

近くに投げる時でも体重はしっかり軸足に乗せているんですね。

 

これが軸足に体重を乗せる感覚が鈍くなってしまうと、前足がつくのが早くなり、ステップ幅も短くなります。

 

少しのタイミングのズレなので、見ていてもわかりにくいんですが、少し前足への体重移動が早くなっているというのがあります。

 

力をいれたいタイミングで力が入らない

 

前足の接地が早くなってしまうと、腕が遅れてしまうんです。

 

リリースポイントというのは、前足の体重が乗り切ってグッと踏ん張った瞬間にリリースすると一番腕に力が入りやすくなります。

 

先に足が早くついて前足が乗り切ってしまうリリースポイントよりも早いタイミングで力が入ってしまうんです。

 

その結果、すっぽ抜けたり、ボールを落としたりしてしまいます。

 

 

 

 

タイミングが合わず、すっぽ抜けないように指先だけでコントロールしようとしてしまうと今度はボールをひっかけてしまい、ワンバンドのボールを投げることになります。

 

軸足に乗らないと肘も上がらない

 

そして多いのが、肘が上がってこないパターンです。

 

体が早く前に行ってしまうと、腕が出てこず肘が上がりません。

 

もっと悪くなってくると、一回止まるような投げ方になってしまいます。

 

 

 

近い距離に投げれるか!?チェックポイント!

 

片脚で立ってボールを投げる

 

1、ボールを持って軸足で立ちます。

2、前足をつかずに軸足だけでボールを投げる(体が回ってもよい)

これができるかできないか。

できない人は近い距離にボールを投げれない人が多いです。

 

軸足に体重を乗せるという感覚がそもそもわからないんです。

 

できない人の例としては、

・軸足に乗っていられなくて前足をついてしまう。

・体がくの字になってしまう。

・軸足を回転させれない

・投球方向が向けない

・体が不安定になってしまう

 

軸足で投げれる人はもちろん沢山いるんですが、そういう選手は軸がぶれずに投げることができます。

 

軸足のトレーニング方法

 

砲丸投げを応用します。

 

軸足に体重を乗せて、ボールを頭の横にセットしてふつうはそのまま投げるんですが、これは軸足に立って前足をつかないようにこのまま投げます。

 

これも先ほどと全く同じで、軸足に体重を乗せる感覚があるからできるんです。

 

先日「2軸性」の話をブログでもご紹介したんですが、最初後ろ足に体重を乗せるから次に踏み込み足に体重を移動させることができるんです。

 

つまり、軸足に体重を乗せることがとにかく大切なんです!

 

是非短い距離が投げられないなどでお悩みの方、チェックポイントに当てはまった方は練習法を試してみて下さい。

 

動画でもわかりやすく説明していますので、ぜひご覧になってください。

 


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