皆さんこんにちは。
京都市北区 円町近くにあります MORIピッチングラボ 代表の森です。
今日も野球のピッティングにおけるヒントやコツになることをお伝えします。
今回のテーマは、「肩肘を痛めない究極の投げ方」です。
肩や肘を痛めてフォームを改善したいけれど、何をどう改善すればいいかわからないという方、
投球フォームが確立せずに悩んでいる方、
そんな方にはぜひ読んでいただきたい内容になっています。
意識するポイントは1つだけ!
肩肘を壊さないためには、「肩や肘に負担をかけずに投げられる投げ方」である必要があります。
ただ、一人一人体の特性は異なるので、
初めから終わりまで、「投げ方」を一つに統一することは不可能です。
ですが、
誰にでも共通して意識するべきポイントが1つあります。
それは、「もっとも力の加わるリリースポイントを作れているか」
肩肘に負担のかからない、力がしっかり入るリリースポイントが最終的に作れていれば、
それ以前のフォームは自由に、気にしなくていいのです。
※フォームを改善することで、結果的に理想のリリースポイントが作れるようになるのであればOKです!
そのリリースポイントというのは、どんな方にも共通で1か所しかないのです。
「究極の」リリースポイントとは
肩肘に負担のかからない、力がしっかりと入る、
そんなリリースポイントとはどこにあるのでしょうか。
まずは、ご自身が「ここでボールを離している」という位置を作ってみて下さい。
このときに注目するポイントが2つあります。
①肩甲骨と腕の位置関係
GOOD
両肩を結んだライン上にボールが位置していることが理想的です。
いわゆる、「ゼロポジション」と言われる位置になります。
この位置(または少し前)が、もっとも力を加えやすいポジションです。
BAD
一方、肩甲骨と腕の位置関係が悪い状態というのが、
両肩を結んだラインよりもボールの位置が後ろにある場合です。
リリースポイントがこの位置にあると、肩肘にものすごく負担が掛かります。
誰かに前から手を押してもらうとわかると思いますが、
力も入りにくいと思います。
②膝と足の位置関係
GOOD
膝の位置がくるぶしよりも後ろにあることが理想的です。
理由は大きく2つあり、
1つは太ももの裏、ハムストリングスという筋肉とお尻の筋肉を使えるからです。
これらの筋肉は大きな力を生み出すと同時に、上半身へ力を伝える役割を持ちます。
もう1つ、前足と軸足を踏ん張ることができるため、地面からの反発力を指先に伝えることができます。
BAD
一方、膝がくるぶしよりも前に出てしまう状態は改善が必要です。
まず、上体が突っ込んでしまうので腕が遅れてしまうリスクがあります。
地面からの反発力も上半身、指先へと伝えることができません。
下半身の力をうまく伝えられないということは、肩や肘など他の場所で頑張ってしまうため、
負担がかかり、痛めるリスクも高まります。
自分のリリースをチェックしよう!
「両肩のライン上にボールが位置しているか」
「膝がくるぶしよりも後ろにあるか」
この2つのポイントが自分はできているのか、確認していきましょう。
①スローモーションで、リリースポイントで止める
まずは、スローモーションで投球動作を行い、
リリースポイントだと思うところで止めてみましょう。
写真や動画、または誰かに見てもらい、確認しましょう。
「両肩のライン上にボールが位置しているか」
「膝がくるぶしよりも後ろにあるか」
②実際の勢いのまま、リリースポイントで止める
今度は実際に投げるようなスピードのまま、
リリースポイントでピタッと止めてみて下さい。
確認してみるとどうでしょうか?
思った通りの位置にありましたか?
頭の中のイメージと実際のズレを知ることは、大切な作業になります。
正しいリリースポイントかどうか、確認する方法としては
その位置で誰かに前から押してもらってみて下さい。
抵抗に負けずにしっかり力が入るようであれば良い位置であると言えます。
いかがでしたか?
今回は、「肩肘を痛めない究極の投げ方」についてお話しました。
体に負担をかけないためにも、パフォーマンスアップのためにも、
力の入る、正しいリリースポイントを作ることが大切です。
ぜひこの機会に、ご自身のフォームチェックを行ってみて下さい!
動画でも詳しく説明していますので、ぜひご覧ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。